いろはいろはって諸行無常な歌なんです。知ってた?(笑)いろはにほへと ちりぬるを (色は匂へど 散りぬるを) 香りたつほどに美しく咲き誇る花も、やがて散ってしまう。 わかよたれそ つねならむ (我が世誰そ 常ならむ) 私たちの命も、永遠のものではない。 うゐのおくやま けふこえて (有為の奥山 今日越えて) この無常の奥山を 今日乗り越えて あさきゆめみし ゑひもせすん (浅き夢見じ 酔ひもせず) もはや儚い夢に酔いしれることもなく 安らかな心境だ。 ところで、いろは歌を創ったのは...柿本人麻呂...っていう説があります。 その人麻呂、百人一首に歌を残しています。 あしひきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝ん 山鳥のしだり尾のように長い夜を一人で寝るんだなぁ。 季節は秋かな?秋の夜長って言うし。まぁ淋しい歌ですね。 あんまり淋しいので歌の季節から大きくずれた今日の桜を一枚。 やがては無常に散ってしまうのに、名残り惜しそうに今日も咲いていた桜の花。 余計に淋しくなりますね。(笑) |